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昨日、神戸にて高校時代の仲間と深酒。冒頭話題はいつも「病と孫」( ´艸`) 東北大学加齢医学研究所の瀧靖之先生は「生涯健康脳」を提唱。
脳に良い影響を与え、それらに配慮すると長く健康でいられる。 そのためには、 ①コミュニケーション+②食事 +③運動+④睡眠 をまとめて【話食動眠】(積水化学工業より引用) の4項目が大切と説く。①脳の最高の栄養素は知的好奇心。 見たい、聞きたい、知りたい、行きたい、やりたいなど、いつも 脳がときめいているかどうか。 大分県の安心院(あじむ)けんこうクラブの活動にその一例あり。
②例えばGI値の低い食品をなるべく摂る。 血糖値の上昇下降が穏やかで、脳に長い間エネルギーが保たれる。 GI値高低対比;白米88-玄米55で玄米best、食パン95-ライ麦パン55 でライ麦パンbest、うどん85-そば54でそばbest
③有酸素運動が良い。 それも1日30分程度の軽い運動でOK。 例えばウオーキングとか。 但し、継続して、しっかりと酸素をとりこむこと。 脳細胞のエネルギー源のBDNFという物質がつくられ、記憶の働きを つかさどり脳の中枢を担う海馬に大きなかかわりをもつ。 また脳への血流を促す。
④質の良い睡眠は認知症を予防する。 ストレスを軽減できる理想的な睡眠時間は7時間。 アンチエイジングではなく、これからはスマートエイジングすなわち 知的に成熟する人生を発展させるを推奨。もう少し具体的に健康脳をみてみると、 人の見た目の印象と、脳の健康度は一致しているのではないか。
瀧先生は研究所と病院で15年間、16万人の脳の MRI画像を見て きてある時ハッと、そこに気づいたという。
身だしなみが大きなポイントだと。
身なりのきちんとした人の脳は、実際には70歳でも、MRIで見ると 50~60歳くらいに見え、同じ70歳でも、身なりがヨレッとしている 人の脳は、かなり萎縮していることが多い…。 そういえば、認知症のサインのひとつは、「服装がだらしなくなる。 無頓着になる」ことだと聞いた。
また「新しい経験」「知的好奇心」「ワクワクすること」も、最高の脳の栄養。 だから、年をとるほど出かける機会、人と語り合う機会を増やした方がいい。
そして、TPOに合わせて服や靴のコーディネートを自分なりに工夫して、 こざっぱりしたおしゃれを心がける。
すると背筋もしゃんと伸びて、動作もどんどん若々しくなる。 気も若くなって、さらに行動半径が広がってよく歩き、楽しい時間が 増える…と。脳にとっていいことづくめ。
長い間「成人を過ぎると脳は衰えていく一方」と信じられていたけれども 最近の研究で
・記憶を司る脳の海馬の神経細胞は、何歳になっても増える ・ウォーキングなどの有酸素運動で海馬が増大し、脳が活性化する
など、脳には90歳になっても100歳になっても 発達する余地があることがわかってきている。
生涯健康脳。なんと希望に満ちた、生きる喜びのわいてくる言葉でしょう。
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